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香川県高松市瓦町で話題のバル「バルやけんHIDETOU」が姉妹店をオープン!スタンディングで本場の雰囲気を演出

タパスの盛り合わせ。店舗ではお好みのタパスを選ぶ
凍ったぶどうを入れた白ワイン
店舗内観。ボードにはお一人様3杯までとの表記
オーナーの大西氏とセルフワインコーナー


香川県高松市瓦町で、1年前にオープンしてイベント出店や本格派のバルで話題になっている「バルやけんHIDETOU」オーナーの大西氏が同エリア2店舗目となるスタンディングバル「向かいやけんHIDETOU」をオープンした。店名は1店舗目と同様にFacebook上で公募、投票を行い、1店舗目の向かいに位置することから決定したという。


「向かいやけんHIDETOU」のコンセプトは気軽に立寄り、軽く1杯楽しめるお店。「最初の1杯や最後の1杯に使ってもらえるようにイメージしている。この店だけで終わるのではなく、いろんなお店を飲み歩いてほしい」と自身がヨーロッパを旅して感じたバルのイメージを表現した。


店名と同様にお店の内装もFacebook上で告知して、常連客や知り合いの方達と手作り。カウンターの下に配置した世界地図はみんなで造花を張って作った。「みんなで作った店というイメージが強い。自然とみんなが集まる店になった」と大西氏は言う。小さめの店内は全面ガラス張りで、道路からは中が見えて誰が居るか分かるよう工夫している。


「香川から世界へ」の想いは常に持ち続けている大西氏は「瓦町エリアに2店舗目を出店する事で同エリアに人を呼び込む起爆剤になる事を祈っている。地方での成功は1店舗が頑張るだけでなく、エリア全体で協力する事が必要」と客を取り合うイメージは間違っていると考えている。「同エリアが賑わう事が次のステップへの1歩と捉えている」と世界進出を形にしていく。


スタンディング形式で提供するのはタパスのみで本場と同じ串の数で計算するシンプルなスタイル。ドリンクもワインを中心に提供し、1杯350円という低価格帯で提供する。「週に何度も来れるように価格は抑えています。その分店内にお客様がいる割合いは多くなり賑やかな雰囲気を演出できる」と大西氏は話す。客単価は1000円前後と低くなるが来店回数は増え回転も早い、まさしく本場のスタイルを表現した。


更に店舗の前では「バルやけんHIDETOU」でも実施しているセルフワインコーナーを設けている。前日に抜栓したワインや、サンプルのワインを格安で提供している。この取り組みもヨーロッパの旅で体験し「日本でも表現したい」という想いがあり取り入れた。


常に自身の想いを表現する大西氏の姿を見て客は集まっている。「自分は人に恵まれている。文化の構築は一人では不可能だ」と話す大西氏は人を惹き付ける。地方には少ない推進力と勢いに今後も注目したい。

(取材=岡本 哲弥)

店舗データ

店名 向かいやけんHIDETOU
住所 高松市瓦町2-9-4北川ビル1F4号
アクセス 瓦町駅西口からフェリー通りを北(右)へ進む。一つ目の曲がり角を西(左)へ進む。南新町の商店街の手前のビル、左手側。
電話 087-835−5171
営業時間 16:00〜23:30
定休日 日曜日
客単価 1000〜1500円
関連リンク バルやけんHIDETOU

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