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徳島市川内町に創作料理店「伝説のダイニングTatsuMaki」がニューオープン、同県出身のオキタリュウイチが初の飲食店プロデュース

黒で統一した店舗外観
入り口横のカウンター
「とけちゃう刺盛り」(1500円)
「俺の自慢の焼きたてローストビーフ」(1300円)

8月1日徳島市川内町に「伝説のダイニングTatsuMaki」がニューオープンした。同店のオーナーは「八代目儀兵衛」や「生きテク」のプロデュースで知られる徳島県出身のプロデューサー、オキタリュウイチ氏。京都の老舗米屋のプロデュース等で知られる同氏が初めて手がける飲食店という事で話題を呼んでいる。


オキタ氏とタッグを組むオーナー兼店長の岡史郎氏は、県内で飲食店店長をしていた経験から「普段は関東を中心に活動しているオキタさんがトレンドを持ち帰ってくるので、TatsuMakiで表現し、お客様に喜んでもらいたい」と語り二人の相性の良さを見せる。更に「原価率を高めに設定し原料にもこだわりを持ちたい。全てはお客様に還元できる」と美味しい料理の為に食材には妥協を見せない点は両オーナーの共通点。


フードメニューは「徳島では体験できない物を揃えた」とオキタ氏は語る。氷の器を使用する事で、鮮度を保ちながら楽しい演出を加えた「とけちゃう刺盛り」(1500円)や、卵黄が白色の高級鶏卵を使用した「純白のオムライス」(1000円)など見て楽しめるメニューが並び、客を楽しませる。他にも「甘えび大集合」(300円)や「不可能なハンバーグフォアグラのせ」(1200円)、「俺の自慢の焼きたてローストビーフ」(1300円)などメニュー名でも楽しめる内容になっている。


同店でしか体験できない取り組みはもう一つある。入店の際、現金を1ドル紙幣に交換し、注文時にドル紙幣で支払う「キャッシュオン方式」を採用している。換金方式を採用する理由について、オキタ氏は「従業員の手間が増える事よりも、非日常を演出することが出来る。お客様にとことんワクワクしてほしい」と語る。


今後について「徳島の食材のポテンシャルを活かせるメニューの開発も続けていく。徳島の食文化をもっと発展させたい」とオキタ氏は意気込み、「もっと楽しんでもらえる企画もどんどん計画中です」と岡氏は微笑んだ。外のトレンドを地方に取り入れる取り組みを続ける両氏の今後の活躍に注目したい。

(取材=岡本 哲弥)

店舗データ

店名 伝説のダイニングTatsuMaki
住所 徳島市川内町平石若宮94-3
電話 088-678-2884
営業時間 17時〜翌1時
定休日 なし
坪数客数 48席
客単価 3500円〜4000円
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