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徳島・栄町に6月12日、創作居酒屋「八百萬 栄町」がオープンした。徳島市の名店として人気を呼んでいる「八百萬」の系列店となる。

創作料理をメーンに提供する同店は、徳島県南部に位置する宍喰漁港で取れた魚介類を契約漁師から直接仕入れ提供する。「信頼の置ける漁師から仕入れる事で、常に一番いい状態の魚を食べてもらえる」と店主の荒井氏は語る。

横浜で漁師料理を10年学び、徳島で出店した店主の荒井氏は、「徳島の食材のポテンシャルを引き出す料理を味わってもらいたい。今後もお客様の要望に合った料理を研究していく」と話し、客との距離が近づく店にしていきたいという。

同店では鮮魚の他に、同県産の黒毛和牛も提供。店主の納得のいく肉だけを仕入れ提供する。メニューは「生ウニとローストビーフ」（1500円）や「海鮮爆弾」（950円）、仕入れに状況によって内容の変わる「お造り盛り合わせ（2人前）」（2000円）といったメニューを揃える。店主自身も驚いたという程の厚さの「子持ち昆布の串カツ」（500円）は同店の人気メニューとなっている。

同店が出店したアールビルは、新たなランドタワーとしてリノベーションされたビルとなっており、同店は１階の奥に店舗を構える隠れ家的な店となっている。オープンして１ヶ月、店内は常連客で賑わいを見せる。店主は「店舗の場所が道路からは見えづらいのが良かった。常連のお客様からは自分だけの店みたいと言っていただける。場所は人との縁で決めた。この場所をもっと居心地の良い場所にしていきたい」と話す。

（取材＝岡本 哲弥）

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