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高松・瓦町ビルに博多風屋台を再現、「屋台部屋seんto」がニューオープン

看板メニューの「関東炊き」
香川県産野菜の「串カツ盛り合わせ」
店内に再現した屋台


10月8日高松市瓦町に「屋台部屋seんto」がニューオープンした。瓦町ビル6階に店舗を構える同店は店内に本物の屋台を組み立てて、室内にいながら屋台にいる雰囲気を演出するスタイルを採用した。同店は看板メニューに屋台では王道の「関東炊き」を用意し更に屋台感を演出する。「本当に屋台に居るような錯覚を楽しんでほしい」と同店店主の村井氏は語る。


店内に屋台を置くというアイディアを採用・プロデュースしたのは系列店であり、同フロアに隣接する「隠れ家Bar onseん」のオーナー。村井氏はフードコーディネーターとして香川県内で活躍していたが、同オーナーに声を掛けられ、コンセプトに共感し店主になった。同店のコンセプトについて村井氏は「屋台感覚で気兼ねなく来れるというのが良い所。気軽なイメージを演出するが、香川産の食材にこだわって力を入れている点は、お客様に自信を持てる」と話し笑顔を見せる。


屋台部屋にした結果、店内に居る客はほとんどが常連客で、毎日のように来店する客も出来た。更に客の長居もなく、早い回転で客数も増えている。屋台部屋の取組みが生み出す影響は、本当の屋台でも同様。「違うのは騒音がない事。それがリピーターを増やしている要因になっている」と力強く語る村井氏。


香川県産野菜にこだわったメニューを揃え、「アボカドのグラタン」(300円)や「串カツ盛り合わせ」の他、同県産野菜で作る「seんto焼き」(500円)は人気の一品。更に、冬に向けて「鍋」も充実させていき、より広いニーズに答えられる店作りを行う。


村井氏に今後の展開を尋ねると「いつかは店内の屋台を本当に外に出してみたい。予告せずに本当の屋台にして、常連のお客様を驚かせるのが楽しみ」と楽しそうに今後の展望を語る。オープンして間もなく常連客で一杯になる同店の今後の動向にも注目したい。

(取材=岡本 哲弥)

店舗データ

店名 屋台部屋seんto
住所 香川県高松市瓦町1-9-9瓦町ビル6F
アクセス 瓦町駅西口から徒歩10分
電話 088-837-7728
営業時間 18時〜22時30分(金・土は23時30分)
定休日 日曜日
坪数客数 22席
客単価 1500〜2000円
喫煙環境 喫煙可

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